オランダに教育移住し半年暮らして感じる教育環境の実際

オランダ・アムステルダム

 

オランダに移って半年して実感する学校・教育の環境について

 

オランダの教育が素晴らしいと注目を集めています。

私も教育界の大先輩の方々から、オランダの教育は素晴らしいとお聞きしていました。

 

実際に半年ほど現地に住んでみて、息子の教育も体験しながら感じたことを書いてみます。

 

私の息子は香港生まれで、マレーシアでイギリス系のマルボロカレッジという学校に通っていました。

素晴らしい学校で息子はのびのび育っていましたし、学校が大好きでした。

 

日本の学校のような受け身の授業とは違い、生徒が自ら発言する機会も多く、プレゼンテーションも学べているように思いました。

そして、グランドがサッカーグランドを何面もとれるような大きさで、イギリスの名門校にある文武両道の考え方も徹底していました。

 

マレーシアという国も、多人種多文化で英語が準公用語のような感じで使われていますので、教育移住に素晴らしい環境があります。

 

では、なぜ素晴らしいマレーシアを離れてオランダに移ったのか?

 

日本で生まれて日本の教育を受けてきたお子さんには、マレーシアは非常に良い環境だと思います。

特に初めて海外で子育てをするご家庭には最高だろうと思います。

 

しかし、息子は香港で生まれマレーシア育ちなので、アジアの環境が特別なものではありません。

 

そして実際にオランダに移ってみると、学校の環境は実は大きく変わらないのではないか、というのが実感です。

ただ、小学生だからというのは大きいかもしれませんが。。

オランダでの少年サッカー

オランダでのアイスホッケー練習

 

 

オランダの教育環境は素晴らしいが完璧なわけではなく常に試行錯誤している

 

海外で教育を受けるということを話すときに、自主性を大切にすることや複数の言語を使えるようになる学習環境を日本人は素晴らしいと言います。

 

しかし、実は移民が少なく単一文化と単一言語で生活する国の方が、実は世界では少ないのではないかと思います。

個性や自主性を大切にすることは世界では当たり前のことで、複数の言語を使えることも珍しくなく、教室内で異なる文化や言語を持つ同級生と机を並べることは特別なことではないのかもしれません。

 

オランダの環境は素晴らしいですが、ヨーロッパだけでもドイツもフランスもスイスもデンマークも他の国々も、それぞれ素晴らしい環境があります。

小学校から大学まで現地校であれば、基本的に学費は無料です。

 

しかし、どの国も完璧なわけではありません。

 

各国の政府も試行錯誤していて、真剣に自国を継続的に発展させていくために、自国民の教育環境を良くしていくことは大切だと考えていると感じます。

 

そして、教育環境というのは学校だけでなく家庭もそうですし、生活する環境であったり日々の環境、政府の方針、国民性なども大きく影響するでしょう。

 

例えばオランダでは、個人を非常に尊重していて他人に干渉しません。

かといって、冷たいわけでもないのです。

 

スーパーでも街を歩いていても、お互い微笑み合ったりします。

他人に興味が無いのではなく、個人を尊重するので干渉しないのですね。

 

そして、安楽死や同性婚を世界で初めて合法化した国で、とにかく個人の幸せを国が邪魔しないというスタンスや、既成概念にとらわれず合理的な判断をしていくという国の姿勢も非常に評価できます。

 

オランダの町並み

 

これから海外への教育移住を目指す場合に持つべき視点

 

日本国内の教育環境に疑問を感じていたり変化が欲しいと思われているご家庭では、まずは海外に出てみる。

 

どの国でも良いと思いますが、マレーシアは海外第一歩目としては非常に良いでしょう。

特にご両親の外国語レベルが高くない場合には良いと思います。

 

海外に慣れてきたら、アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなどが英語圏の国が次のステップとして挙がってくるでしょう。

ヨーロッパの国への留学は音楽を学ぶ学生などにはメジャーな渡航先ですが、子供の教育にも選択肢として加えて良いだろうと思います。

 

それぞれの国に良さがありますので、この国が良いと決めつけずに見極めていければ良いのかなというが、マレーシアからオランダに移って半年して感じた実感です。

 

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