【オランダ】日本人労働者への特別待遇廃止へ
滞在許可のみで働くことができた日本人
オランダでは、100年以上前の条約をもとに、日本人は滞在許可があれば
労働許可不要で働けるという判例が一昨年に出て大きなニュースになりました。
私自身もオランダ移住を考えるきっかけの一つになったニュースでした。
実際に移住してみると、起業家や個人事業主に対するビザは以前から取得しやすい環境がありました。
この判例をきっかけに移住サービスを展開しようとしていた業者は、
個人事業主に対して労働許可不要をうたい宣伝していましたが、
現地とは温度差があるなと感じていました。
ですから、移住サービスを展開してくれないかと日本側からもオランダ側からも依頼されましたが、
私はビジネスにしたいとは思えませんでした。
労働許可不要で働けると、他国では難しい駐在員の配偶者の労働や
留学中の学生の労働に制限がなくなるというメリットはありました。
また、この記事のように日本人サッカー選手の移籍には大きなメリットがありました。
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さらに、個人事業主として滞在許可を取得した日本人を雇用する仕組みで
オランダで事業展開を検討するということもメリットとして考えられました。
日本人労働者への特別待遇廃止による影響
ただ、オランダ移住の魅力はヨーロッパのハブの一つであることや治安や政治の安定。
そして、私自身の移住の決め手ともなった教育環境の素晴らしさをあげることができます。
一度、住んでみて経験することは悪くないと思います。
私自身も新しい視点を身につけることができました。
オランダでの日本人労働者への特別待遇廃止という政府の方針転換が
既存の個人事業主として滞在している日本人に影響を与えるのかという質問をいただいています。
私は上記にあげたメリットは無くなりますが、個人事業主に対しては
もともと外国人の起業を積極的に認めていた国なので大きな影響は無いと考えています。
個人的には歴史的な体験をできたのは良かったかなと思っています。
引き続き、どのような影響があるかは見ていきたいと思います。