【海外で子育ての原点】⑪香港で教育を受けるデメリットとは?
実際に住んでみて感じた香港の教育環境
香港で子育てをすると英語と中国語は身に付くだろうし、世界を常に意識したグローバルな人材に育つだろうと思いました。
一方で、子供の頃から猛勉強をさせられる香港の教育環境は良いのかどうかとも考え始めました。
香港は狭いからか、学校の敷地は非常に狭く、運動をしっかり取り組む環境が少ないです。
子供の頃から眼鏡をかけて、華奢な身体をしている香港人を見ていると、この教育環境は良くないのではないかと考えました。
ちょうどその頃、中国大陸からの空気汚染も問題になってきていて、子供の身体にも良い影響は無いのだろうなと感じていました。
教育環境は、幼稚園の頃から英語と中国語のバイリンガル教育で非常に魅力的ではありました。
小学校、中学校なども現地の学校も優秀ですし、歴史のあるインターナショナルスクールもたくさんあります。
ただ、学校に入るために非常に高額な寄付金が必要だったり、そもそも入学できる枠を確保するのが非常に困難だと聞きました。
駐在員の方などは日本人学校は問題ありませんが、インターナショナルスクールに入れようとすると、ウエイティングリストに申し込み、何ヶ月先に入学できるかわからないという状況でした。
香港の次の選択肢を検討していくと・・・
私は、もう少しゆとりのある教育環境が良いのではと感じていたので、いつの間にか香港で教育するのは良くないのではないか?と考えるようになっていました。
香港のような環境で子育てをしたいと考えて海外に進出した私が、結局、香港は良くないのではないかと考えるようになったのです。
これはこれで、実際に住んでみないとわかりませんから良かったと思っています。
では、香港ではなくどこに行くのか?
私は英語と中国語は学んだ方が良いと思っていましたので、シンガポールという選択肢が浮かびました。
と同時に、意外な場所ですが、香港の隣のマカオという街も選択肢に浮上しました。
マカオは香港に遅れること2年、ポルトガルから中国に返還されていました。
そして、今までマカオの主な産業であるカジノの免許が新たに外資も参入できるようになり、不動産価格も上がり始め、香港人がたくさん投資を始めていました。
ここで、マカオへの引っ越しも検討するようになります。