【海外で子育ての原点】㉒ アジアからヨーロッパへ移住したきっかけ

教室

 

物足りなさを感じた要因とは

 

素晴らしいマルボロカレッジの教育ですが、通っているうちに物足りなさを感じるようにもなりました。

これは、マルボロカレッジの教育システムの問題ではなくマレーシアという立地の限界だろうと思います。

日本で生まれ、日本で最初の教育を受けた生徒にはマレーシアという国やマルボロカレッジは非常に素晴らしい環境です。

マレーシアは親日的であり、英語も通じますし、多民族、多文化で学びも多い。

マルボロカレッジも伝統校ならではの素晴らしい教育システムがあります。

しかし、私の息子は香港生まれでアジア育ち。

多民族、多文化であることは生まれた時からの環境です。

マルボロカレッジの教育システムのベースはイギリス式であり、学校で習う文化はイギリスやヨーロッパのものです。

学校の外を一歩出ればアジアであるマレーシアであるのに。

 

本場の環境で経験する刺激を求めて

 

英語に関しても、日本で英語教育を受けていた生徒さん達とは圧倒的に差がありました。

逆に言えば、日本語力に関していうと圧倒的な差をつけられていましたけど。

どちらが賢いかということではなく、単純に生まれ育った環境の違いです。

この環境が子供の成長に大きく影響するのだなというのは、息子と日本から移住してマルボロカレッジに通う生徒さんを見ていて強く感じるようになりました。

日本から来た生徒さんたちは、最初のうちはどんなに日本で英語教育を受けていても全てが外国語になる環境では、とまどいますし、思うように英語での意思の疎通はうまくはかれません。

しかし、日に日に現地化し英語もすごいスピードで上達していきます。

そのような成長ぶりを見ていると、息子を英語圏やヨーロッパの環境に置いてみたらどのような効果があるのだろうと考えるようになりました。

学校ではイギリスやヨーロッパの文化をベースに学んでいますので、小さいうちに本場に行って刺激を受けることも良いのではないかと思うようになったのです。

やはり私たちはアジア人ですからアジアにいる方が居心地は良いでしょう。

ですから、なおさら自我が強くなる前にアジアを一旦離れてみて、心のハードルがない状態で英語圏やヨーロッパを経験させておくべきではないかと思うようになったのです。

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