【海外で子育ての原点】㉓ 次の移住先候補として急浮上した国
移住先として選ぶ国とは?
さて、英語圏やヨーロッパを経験させてみたいと考えましたが実際にどの国に行けば良いのか。
候補としては、イギリス、アメリカ、ハワイ、オーストラリア、ニュージーランドが順当なところでしょう。
息子は日本へは旅行でしか行ったことがないので、日本もどこかのタイミングで経験させたいとも思います。
それぞれ視察に行こうと思いました。
平行して、普段より教育についてご相談している東京インターナショナルスクールの創設者で国際バカロレアのアジア太平洋地区の委員である坪谷先生にもお聞きしました。
すると坪谷先生の口から、今まで検討したことがない国の名前が挙がりました。
それは、オランダです。
オランダは教育先進国で日本からもたくさんの視察が訪れていて、世界的に注目される教育システムを持っているとのことでした。
そして、英語に関してもネイティブ並みに英語を使える国民だとのことでした。
視察で体感したオランダの英語環境
私は早速、家族を連れてオランダに視察に行ってみました。
オランダのスキポール空港に到着すると非常にオープンな雰囲気で、国際空港のハブとして多くの外国人が利用していました。
空港のインフォメーションに行ってみると、想像以上に綺麗な英語でやり取りしました。
マレーシアは準英語圏でオランダはオランダ語圏。
深く考えるまでもなくマレーシアの方が英語が通じると思っていたのですが、話しかけてみるとマレーシアより圧倒的に綺麗な発音で英語を操っています。
マレーシアも公用語はマレー語ですから、マレー語がベースで英語が通じるということなのですけど、英語力の次元が全く違いました。
日本人にとっては、マレーシアの英語の方が理解しやすいのですけれど、英語力ということでいえばオランダの方が通じるのだなと思いました。
考えたら海峡を渡ればイギリスですし、オランダ語が母語であるオランダ人には英語は会得しやすい言語であるはずなのですが、オランダで英語がこんなに通じるのかと、実際に訪問してみて頭で考えるのではなく体験してみると、大きな驚きではありました。
私たちの中でオランダがマレーシアの次の移住先として急浮上してきたのでした。