今年もお世話になりました!オランダに移住したり自分を見つめ直した1年
今年は自分を見つめ直す1年になりました
2015年も皆さまに大変お世話になりました!
ありがとうございます!
今年はビジネスの現場から完全に離れ、私自身、自分を見つめ直す一年となりました。
一旦、慣れ親しんだマレーシアから引っ越してみようと思いました。
候補としては、日本、アメリカ本土、ハワイ、カナダ、オーストラリア、オランダなどを検討しました。
普段からお世話になっている大先輩方に、今後についてご相談もさせていただきました。
実際に現地入りして検討したのは、日本、ハワイ、オーストラリア、オランダでした。
移住先として各国を検討してみると・・・
日本は私も妻も息子も日本人ですし、特に息子は香港で生まれ日本には旅行以外で行ったことが無いので、一度は住んでみないといけないかなと思っていました。
ハワイは気候も良いですし、日本と精神的に距離が近いのと、メンターの方々が住んでいたり、年に何回か訪れる場所で、住んでみようかなと考えました。
オーストラリアは日本から時差もほとんど無く、成長するアジアと密接な関係にある英語圏なので候補としました。
オランダは、教育界の大先輩からは素晴らしい教育システムがあるとお勧めでした。
母語はオランダ語ですが、英語がネイティブに並みに使える人が多いというのも候補とする理由でした。
息子は香港で生まれた後、アジアを移動していますが幼稚園から始まり、学校教育は全て英語でしたので第一言語が英語です。
ですので、英語力を高めていける環境は必須でした。
となると、日本はもう少し息子の英語力が固まってからが良いのではないかと思うようになりました。
ハワイは気候も人脈も申し分無いのですが、教育で考えると文化的な教育が難しいように思いました。
美術館や博物館がどうしても充実していないので、候補から外すことにしました。
オーストラリアは、非常に住みやすそうではあり人脈もそれなりにあるのですが、行かせたいなと思う学校が全て席が埋まっていて、編入するためには何年もウエイティングリストに載せないといけなさそうでした。
また、オーストラリアも文化的な教育が難しいように思いました。
最終的にオランダに決めた理由
オランダはというと、息子はイギリス式の教育を受けていたのでヨーロッパはなじみやすそうでした。
候補である国や地域には現地入りして視察したのですが、オランダでは息子が驚くべき行動をしたのでした。
もともとスポーツは大好きで、というかスポーツしかしない子供で、それで文化的なものに触れさせたいと考えたのですが、オランダの国立美術館に行ったときのこと。
ゴッホの自画像の前に息子は立ち止まり、何かに魅せられたようでした。
そして、ホテルに帰るなり一心不乱に一時間以上かけてゴッホの自画像を模写したのでした。
息子は絵画に興味も無く、絵を描くことも特別好きなわけではありません。
しかし、本物に触れるということはこういうことなのかと驚いたのです。
それで、オランダに住んでみようと決めたのでした。
大好きなサッカーもレベルの高い試合を見ることができますし、息子にとって良い環境なのではないかなと。
私自身は、今年いっぱいはゆっくりしてみようと思っていましたので、ヨーロッパを経験してみようかなという思いでした。
私にとっても北京から始まった海外生活で、初めて全く知り合いがいない国への移動でチャレンジでもありました。
ところで、オランダには滞在するためのステータスが日本人は取得しやすいという大きなメリットがあります。
これは、1912年に日本とオランダで締結された、日蘭通商航海条約をもとに労働許可の取得を必要とせず働けるという信じられない特権です。
日本人である個人事業主が海外で現地の雇用をせずに合法的に労働できるというのは、私の知る限りオランダ以外では知りません。
各国によって自国にメリットがあると判断できる高度なスキルを持つ人材は別ですが、大きな実績も無く個人事業主として滞在できるのは驚くべき環境です。
こちらのメリットを謳う人も多いですね。
それでは、良いお年をお迎え下さい!