日本の小学生は勉強量が多い?
小学校は宿題が無い。
マレーシア・ジョホールバルで息子が通っていたマルボロカレッジにはマルボロマイルズというマラソン大会がありました。
マラソンといっても走ったり歩いたり同級生とおしゃべりしながら。
小学校低学年では親も伴走です。
一周1マイルを何周回れるか。
参加した私は息子と一緒に4マイル、6.4キロ走りました。
健康的な一日でした。
マルボロカレッジは英国の伝統校らしく文武両道。
グラウンドもサッカーコートが何面もとれる広さ。
ラグビーやクリケットも盛んです。
息子が入学して驚いたのが、授業よりスポーツが優先されることが少なくないこと。
マレーシアのジョホールバルに校舎はあるのですが、シンガポールの学校と試合をすることも少なくありません。
スポーツが得意な生徒は選抜されてチームを編成します。
そのチームに入ると授業を抜けて試合に行ったりするのですね。
このようなスタイルに慣れていない日本人の保護者は、授業を抜けてまで試合に行くのはと心配になりますが。
かといって勉強をないがしろにしているわけではありません。
しっかり宿題も出て勉強も取り組みます。
イギリスのマルボロカレッジの本校は全寮制なので、マレーシアでも寮に入る生徒のカリキュラムはハードだと聞いています。
しかし、小学生はほとんど宿題がありません。
オランダに引っ越しても小学生はほとんど宿題がありません。
オランダは教育に定評があるので、どのような教育なのかなと期待していましたが宿題に関してはほとんど無いということです。
一方、日本の小学校というと息子も日本やマレーシアで日本の小学校に体験入学させてもらっていますが、毎日の宿題に悲鳴を上げています。
日本の小学校は宿題が大変だーと言っています。
中学生になると宿題に終われる毎日。
マルボロカレッジだけでなく、イギリスもオランダも小学生は宿題も無く、思いっきり遊ばせますが、中学生になると日本の学校の宿題も比較にならないほどの宿題に終われる毎日を過ごすことになります。
オランダの中学生は真夜中の1時過ぎまで勉強をしないと宿題が終わらないと聞きました。
しかし、ヨーロッパでは小学生から中学生にあがるときに勉強が得意な子供は大学に進学するコースに進みます。
勉強が苦手な子供は高校を卒業したら就職をするコースに進みます。
大量の宿題を課せられるのは、大学進学コースの学校に通った子供達です。
考えたらスポーツでも、プロを目指す子供達は中学生の頃から毎日、練習に明け暮れます。
勉強も同じことなのかもしれませんね。
日本の学校は全ての子供達の基礎学力を上げる努力をしますが、もしかしたら、才能を見極められる中学生くらいから本人の特性にあわせて負荷をかけていくのが良いのかもしれませんね。