オランダのチューリップとカナダにまつわる第二次世界大戦時の素敵な話
オランダ・キューケンホフ公園のチューリップ園
オランダといえばチューリップ。
チューリップといえばキューケンホフ公園ということで行ってきました。
日本でも春になるとオランダ旅行ツアーが多く募集されるようです。
実際に公園内でたくさんの日本人に遭遇しました。
日本からオランダへはオランダ航空が成田、関空、福岡から直行便を飛ばしています。
あまり日本人にはオランダはなじみが無いので、直行便があることも知らない方が多いのではないでしょうか。
オランダのスキポール空港はハブ空港として有名で、経由地としてたくさんの人が多く使っています。
このキューケンホフ公園も多くの観光客が訪れます。
園内には700万もの花が植えられています。
たくさんの種類の花が咲いていました。
そして、なんと日本のコーナーもありました !
オランダとカナダの歴史にまつわる感動話
オランダは世界の花市場の55%の花を生産して、80%を輸出しているのだそうです。
オランダの花について調べていたら、カナダとの友好の記事がありました。
第二次世界大戦のときに、オランダ王女がカナダに逃げたときの感動秘話です。
カナダに王女が滞在中に、出産することになってしまったのです。
当時の法律では、カナダで出産するとイギリス国籍になると定められていました。
また、オランダ国外で出産すると、王族の資格を喪失すると決められていました。
戦争中とはいえ、法律を変えることはできませんよね。
そこでカナダ政府は、出産する病室をオランダの治外法権と一時的に定めたのです。
おかげで生まれてきた王女は、資格を失わずに済んだのだとか。
戦後の1946年から感謝の気持ちを伝えるため、今でも毎年2万本のチューリップがオランダからカナダに送られているのだそうです。
素敵なお話ですね。
戦争ではさまざまな悲劇を生み出します。
王室が国外に避難をするという行為があったことも驚きますが、支持をする友好国があったということも素晴らしいですね。
このような各国のつながりを知ることが、現在の政治や経済の動きを知る上で非常に役立ちます。
歴史を知ることが現在を知ることにつながりますね。