海外に向く人向かない人
海外に向いている人の共通点
海外に向く人向かない人という乱暴な考えについて書いてみたいと思います。
乱暴なというのは、実際にはそれぞれに個々の事情はあり、タイミングもさまざまな状況も検討しないといけないだろうと思うからです。
しかし、ざっくりと考えていきたいと思います。
私は2002年に日本を離れ海外在住は15年目に入ろうかというところです。
海外で多くの日本人と出会い、別れてきました。
留学や移住という本人の意思で海外に来た方もいますし、駐在という会社の人事異動や親の意向で海外に来た方もいます。
海外が大好きで長く住みたいと考える人もいれば、早く日本に帰りたいと考える人もいます。
海外に合う人も入れば、海外が合わない人もいます。
さまざまな条件がありますし、タイミングもあるので一概に言えませんが、海外に向いているというか、海外に長く住めるだろうなという人には共通点があるように思います。
それは、「細かいことを気にせず、あるがままの現状を受け入れることができる人」ではないでしょうか。
日本で身に付いた常識やルールをもとに海外でも行動する人は、どこかのタイミングで必ず苦しくなります。
日本だったら、こうだったのに。
今までは、これでうまくいったのに。
時間は守るべきだ。
約束したはずだ。
などなど、言い出したらきりがないくらい現状の不満を言い出す人がいます。
これはこれで現実なのでしょうが、その現実を一旦受け入れて、対応策を考えなくては行けません。
日本で身に付けた常識やルールを根拠に、こうすべきだと言っても、誰も理解してくれないでしょう。
逆に、ここは日本ではないからと考えられてしまうのがおちです。
海外に長く住むためのコツとは
では、海外に長く住めそうな人は、どのように考えるか。
それは、とにかく気にしない。
相手からすれば、日本のルールをもとに主張を押し通そうとすれば、現地のルールも理解しようとしない非常識な人間と映るだけでしょう。
現地の人からすれば、全く正義のない言いがかりに過ぎません。
しかし、そうはいっても譲れないものはあります。
そのときには、私はこれは耐えられないと主張すれば良いのです。
日本だったらではなく、自分は耐えられないと伝えるのです。
あくまでも自分が主語になり、主体性を持って否定するなり反論するなりすれば良いのです。
このように違う文化に身を置いているという前提のもとに、自分がとるべき行動をとれる人は海外で長くやっていけると思います。
日本では個人として主張することが難しいという人もいるかもしれませんが、海外では個人として主張しないといけないのですね。