海外不動産投資で失敗しないための大切な考え方とは?
海外不動産投資で資産構築できますか?
私は海外不動産投資のコンサルティングを行っています。
「海外不動産投資で資産を築けるのか?」
という、そもそもの質問をいただくことがあります。
答えは、
「築けるであり、築けない」
になります。
何を言っているのだと思われるかもしれませんが、資産を増やすための投資であれば非常にタイミングが大切になります。
分散投資といって、資産を守るために資産を分散させて投資をすることによって、リスクを分散したいという方であれば、タイミングは特に重要ではありません。
投資というと資産を増やすことをイメージされる方が多いので、結果として投資は良くないと結論づける方が少なからずいます。
資産を増やすのか、資産を守りたいのかは、しっかり区別して考える必要があります。
資産を増やすのか?守るのか?を使い分ける
私が北京に渡った2002年は、まさに資産を増やすための不動産投資のタイミングでした。
中国の不動産バブル崩壊が懸念されていますが、少なくとも今の時点では私が北京に渡った最初の数年から今の不動産価格は10倍程度になっています。
では、中国の不動産が儲かるのだと今から中国で不動産投資をしても10倍はおろか、2倍も難しいでしょう。
経済規模は今の方が大きいですが、成長の伸びしろであれば、10年以上も前の方が非常に大きかったわけです。
今は資産を増やすための投資ではなく、資産を守るための投資のタイミングになっています。
中国の不動産バブル崩壊の懸念があるので、今のタイミングでは資産を守るタイミングとはいえ、積極的にお勧めはしませんが。
資産を守るのなら他の国、エリアでより良いところがあります。
安定的に資産を増やし続けることができる投資が可能であれば良いですが、私はタイミングによって資産を増やす投資と資産を守る投資を使い分けていくべきだと思いますし、良い時期はいつまでも続きません。
不動産投資で大きく資産を築くタイミングは、今は世界中でないのではないかと思います。
更に言うと中国のような不動産が短期間に10倍になるような海外不動産投資は、私が死ぬまでにもう一度出会うことは難しいのではないかと思っています。
5割あがったとか2倍になったというのはあると思いますけど。
なので、資産を増やす、資産を守るという考え方を使い分けると、資産構築はしていけると思いますね。