オランダで牛に遭遇して考えた経済発展とライフスタイルのバランス
日常生活の中に共存する牛に大興奮!
散歩をしていると、息子が牛を遠めに見つけました。
「近くで見たい!」とのことで早速行ってみることに。
生活の風景に牛がいるというのは経験が無いので、新鮮な感動です。
オランダは平坦な国で山どころか坂もあまり無く、遠くまで見渡せます。
平坦なので自転車が根付いたのだと言う人も多いですね。
自動車道の脇に自転車道が整備されています。
散歩がてら自転車に乗り、牛を見つけたら近づいてみる。
こんな生活がヨーロッパの大都会の街で可能だとは思いませんでしたね。
経済発展の陰で失われるもの
私が長く住んでいたアジアでは、このような風景を破壊し、ビルやマンションを建てています。
経済発展とともに、人として大切なものを失う経験を日本は既に体験しています。
公害や環境破壊、健康被害やストレスを生み出す社会。
ヨーロッパも経済発展により、大切なものを失い、今のような環境保護活動につながっています。
どうしても通る道なのかもしれません。
オランダの自転車生活も自動車が一気に増え、排ガスや渋滞に悩まされた教訓から生まれたライフスタイルです。
このような教訓を生かしながら、発展途上国が経済発展を遂げる方法は無いものかと考えてしまいました。
車や携帯を手に入れ、生活がどんどん便利になっていく中で、残念ながら失うものもあるのですよね。
ある一定のところまで発展すると、環境保護や家族や周りの人を大切にする考えが生まれてきます。
これは体調を崩すまで健康の大切さに気づけないことに似ていますよね。
なかなか人間は経験しないと理解できません。
では、子供の頃からさまざまな経験をする環境を作れないだろうかとも思います。
しかし、経験しても人間は忘れる動物です。
せっかく海外に駐在するからということで、子供を現地校やインターナショナルスクールに通わせる家庭もあります。
経験としては非常に良いのですが、日本に戻ったらせっかく覚えた英語もすっかり忘れてしまうということもよく耳にします。
私自身、オランダに入って日中は暖かくても朝晩が冷え込む生活で、すっかり気温の変化を気にする習慣を忘れていたことに気づきました。
マレーシアは一年中常夏ですからね。
着るものも毎日同じように夏服。
教訓を生かして風邪を引かないように気をつけないと。。。