日本の素晴らしいサービスについて海外から感じること

スーパー

 

世界からも賞賛される日本のサービス

 

日本のサービスは素晴らしいという外国人観光客のコメントが報道されたりします。

実際に海外に出てみると、日本のサービスは素晴らしいなあと思うときは多いです。

これは、アジアでもアメリカでもヨーロッパでもオーストラリアでもどこでも、日本のサービスの方が素晴らしいと思うのです。

しかし、これだけ素晴らしいと言われると、一体何が海外のサービスと違うのだろうかと考えてみたくなります。

たとえば、スーパーのレジでも日本では接客が非常に丁寧です。

レジを打つ前にお客様に一礼し手際良くバーコードをスキャンしていきます。

まず、この一礼するというのは海外ではありませんよね。

そして、この手際の良さ。無駄の無い動きで商品をどんどんスキャンしていきます。

おつりを間違えて渡してしまうことも、ほとんどありません。

レジが混んできて空いているレジがあると、状況を察知したスタッフやアナウンスで呼ばれたスタッフが駆けつけレジを開け、待っているお客様の対応をします。

お待たせしましたとお詫びの声をかけながらです。

海外であれば、レジが混んで長い行列になっても特に謝罪も無く淡々と処理されていくでしょう。

お客様を待たせることに対して、何か対策をとろうとは誰も思わないでしょう。

それどころか、長いレジ待ちの列を見てレジうちのスタッフがため息をつくのではないでしょうか。

これが子供の頃から普通であれば、日本の対応は素晴らしいサービスに感じることでしょう。

 

素晴らしいと感じる一方で、日本のサービスに感じる違和感とは

 

ただ、海外に長くいる私には日本のサービスが奇異に映る時があります。

素晴らしいサービスではあるのですが、長いレジ待ちの列を見ればため息の一つも出るでしょうし、疲れるなあと思ってもおかしくはありません。

しかし、仕事ですからそのような感情を持ってはいけないと日本人は考えるわけです。

私もそう思います。

ですが、海外のサービスに慣れてくると誰でも感情は持っており、誰でも自分の感情に正直になっても良いのではないかと思うようになってきます。

すると、日本のサービスを感情の無いマニュアル通りのサービスに見えてしまう時があります。

サービスは素晴らしいのです。

しかし、そこに感情は無く、働いている人たちが幸せそうに見えないときがあります。

なんともいえない閉塞感を感じる時があるのです。

サービスは悪くても自分の感情に正直になれる職場環境というのも悪くないのかもしれません。

いや、サービスは素晴らしく、なおかつ自分の感情に正直になれる環境が一番良いですかね。

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